2013-09-05

【アジアの子供達】若年層の労働、子供達に未来はあるか?|シェムリアップ カンボジア

child-play-with-cat 猫と遊ぶ少年
カンボジアとベトナムの違いを一言で、と聞かれたら間違いなく『貧富の差』が出てくると思います。ベトナムに差が無いわけではありませんが、カンボジアの差は比較にならない程大きいように思えます。そして貧困の影響を最も受けているのは子供達かもしれません。




カンボジア観光産業の裏に見える働く子供達

Angkor-wat アンコールワット
私が滞在したシェムリアップには『観光』という巨大産業があります。行けば分かりますが、遺跡地域を守るために、かなり厳重な保護をしていますので、それが「いつ行っても美しい」状況を作り、リピーターの獲得に繋がっています。

historic-ruin カンボジアの遺跡
しかし、それが全ての人たちにとって幸せを生んでいる訳ではなく、一歩遺跡を出れば小さな子供の物売りが居たり、果てはベタベタと遊ぶふりをして寄ってきて、最後にお金をくれと言うような子供までいます。

私はこのような場合一切お金は出しません。私が稼いだお金を理由無く拠出することは出来ません。そして何よりも彼らに甘さを出す事は、今後も彼らをこの状況に縛りつけることに他ならないのです。

良い循環を作り出す必要がある

children-play-with-everyone 遊んでいる子供達
私が思うに、彼らが大きくなった時には同じことが繰り返されないと信じています。何故なら、日本も他の国も過去に貧しかったからこそ、苦学して立派になった人が沢山居るからです。

しかしそれを阻む者も中にはいるでしょう。もとをたどれば、一体誰が彼らに売るための大量の商品を供給しているのでしょう?誰が彼らに英語を教えたのでしょう?怪しいと思いませんか?資本が無ければ商売が動くわけがありません。

もし私達に出来ることがあるとすれば、彼らが改めて間違わないようにチャンスを作っていくことです。学校で新しい教育をする手伝いをしたり、勉強の重要性を伝えてみたり、いくらでもやれることはあります。

彼らの代で怪しげな行いが減っていけば、観光客がもっと増加し、更に雇用を増やせます。 産業が発展すれば、地域が豊かになり、更に教育なり子供達の生活に寄与することが出来るでしょう。

きっと子供達は分かっている

child-pose-with-cat 猫とポーズを決める少年
一緒に居た人が言っていましたが、 子供達それぞれは決して今やっている事が正しいとは思っていないと感じるのだそうです。

だったら僕らは色々なお手伝いをして、彼らが大きくなったら一緒に仕事をしてもらうのが一番でしょう。仕事でしっかり返してもらえれば、十分なお返しになると思いませんか?将来への投資として、このような行いこそ正しいと考えます。




関連記事